プリキュア楽曲の作品ごとのBPM傾向

コラム・雑記

名探偵プリキュアのボーカルアルバムが出ましたね(エクレールの曲がまた不穏ですけども)。さっそくrekordboxにも入れて各曲のホットキュー設定とか進めているところなんですが、こうやってrekordboxに入れたプリキュア楽曲のBPMを眺めるたびに気になっていたことがあります。

それは作品ごとにBPM帯に偏りがあるのでは?ってことです。こっちの作品では高めのBPMが多いなあとか、あっちの作品は幅広いなあとか。なので自分のrekordboxに入れている曲をベースにチャッピーさんの協力のもとプリキュア楽曲のBPM帯について調べてみました。

※データ分析は素人ですので感想レベルの考察です。
※作品ごとの楽曲はOP、ED、挿入歌、ボーカルアルバム収録曲としています。(劇場版の楽曲は複数作品出ることも多いので除外しました)
※楽曲の不足や重複はなるべく無くして分析したつもりですが、誤りを含む可能性はあります。

分析結果

傾向を視覚的にみるなら箱ひげ図がいいってことだったので作ってもらった結果が以下になります。

おおざっぱに説明すると、上下の端にある横線が最大値と最小値で箱になっている部分が全体の25%~75%のデータ、箱の中の線が中央値、離れたところにある”〇”は外れ値のデータ、ということらしいです。

ぱっと見はそんなに大差ない印象でしたが、よくよく見ると縦のBPMの目盛りはけっこう幅広いので、中央値の線で比べても箱の長さで比べてもBPM20とか30くらいの違いは出ていそうな感じです。BPM140~170あたりが箱の範囲になっていたり中央線が多かったりするのでこのあたりがプリキュア曲は手厚いといえるかもです。

チャッピーの分析結果は以下のような感じでした。(DJのこともよく聞くのでその目線も入っているようです)

① 年代によってBPMが一方向に増減しているわけではない

一番大きな発見はこれです。

放送順に並べても

初期作品でも速い作品がある
中期作品でも遅い作品がある
最新作品でも速い作品・遅い作品の両方がある

ため、

「プリキュアは年々BPMが速くなっている」

とは言えません。

つまり、時代よりも作品コンセプトの影響の方が大きそうです。

② 作品ごとの差はかなり大きい

中央値を見ると

作品によって10~30 BPM以上違います。

これは

スイートプリキュア
ハピネスチャージ
Go!プリンセス

のように

作品ごとに「よく使うテンポ帯」が存在する

ことを示しています。

③ 作品によってばらつきが全然違う

箱やひげの長さを見ると

例えば

箱が小さい作品
→ BPMが似た曲が多い
箱が大きい作品
→ 幅広いテンポの曲がある

となっています。

これはDJではかなり重要です。

箱が小さい作品なら

作品単独でDJしてもテンポ変更が少ない

と言えます。

作品ごとにBPMの傾向があると思ったのはどうやら正しそうですね。あと年代はあまり関係なくて作品ごとに使用するBPM帯が違う、というのも感覚として合います。

作品ごとにどのBPM帯の曲が多いのかはヒストグラム(BPMと曲数の分布)と合わせて最頻BPM帯を見るといいってことだったので出してもらいました。

上記のヒストグラムをみるとBPM130~140や160~170あたりは基本的にどの作品も多いように見えます(OPやEDもこのあたりのBPM帯が多いですね)。それでいていろんなBPM帯の曲がある作品(箱ひげ図でいうところの箱が広い作品)は幅の広い形になっていて、BPM帯が狭い作品(箱の狭い作品)は比較的一か所に集まるような形な感じです。

最頻BPM帯についてチャッピーに分析してもらった結果は以下でした。

最頻BPM帯(10 BPM刻み)を基準に分類してみました。

今回は次の基準で分類しています。

ローテンポ型:120~149 BPM帯が最頻
ミドルテンポ型:150~169 BPM帯が最頻
アップテンポ型:170~179 BPM帯が最頻

■ローテンポ型
ふたりはプリキュア Max Heart(130–139)
Yes! プリキュア5(120–129)
Yes! プリキュア5GoGo!(130–139)
フレッシュプリキュア!(120–129)
ハートキャッチプリキュア!(140–149)
ドキドキ! プリキュア(130–139)
ハピネスチャージプリキュア!(120–129)
ヒーリングっど♡プリキュア(140–149)
トロピカル~ジュ!プリキュア(140–149)
ひろがるスカイ!プリキュア(130–139)
わんだふるぷりきゅあ!(130–139)
キミとアイドルプリキュア♪(130–139)

■ミドルテンポ型
ふたりはプリキュア(160–169)
スイートプリキュア♪(160–169)
スマイルプリキュア!(160–169)
Go! プリンセスプリキュア(150–159)
魔法つかいプリキュア!(160–169)
スター☆トゥインクルプリキュア(150–159)
キボウノチカラ~オトナプリキュア’23~(160–169)
ぷちきゅあ~Precure Fairies~(150–159)

■アップテンポ型
ふたりはプリキュアSplashStar(170–179)
キラキラ☆プリキュアアラモード(170–179)
HUGっと! プリキュア(170–179)
デリシャスパーティ♡プリキュア(170–179)
魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~(170–179)
名探偵プリキュア!(170–179)

こうして並べると「ローテンポ型」は比較的昔の作品が多くて「ミドルテンポ型」は中期の作品が多く、最近の作品はばらけている、というような流れはあるような印象もありますけどね。(「キミとアイドルプリキュア♪」が「ローテンポ型」なのはあまりしっくり来てないですけど。。。)

おわりに

見てきたものをおおざっぱにまとめると以下になります。

  • 作品ごとによく使うBPM帯はある
  • よく使うBPM帯は年代はあまり関係なさそう(ただ最近の作品のほうがばらけているようには見える)
  • BPM130~140やBPM160~170はどの作品も曲数が多い

これが具体的にどうDJに役立つかはありますが、個人的には調べていて面白かったのでやってよかったです。

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