原曲を使ってrekordboxでPCDJする人向けのホットキュー活用術(実用編)

設定編」「実践編」ときて、最後にこのホットキュー設定がどう役立っているかを書いときたいと思います。

各パートのメロディーをワンクリックで確認できる

rekordboxのトラックリスト上で設定したホットキューをクリックすると、モニタしているヘッドフォン側で、ホットキュー設定位置からその曲を再生してくれます。

この機能を使えば、曲のロードをする必要もなく、トラックリスト上から直接、表示されいている曲の各パートをワンクリックで確認できます。

次にかける曲を探す時にも、候補として考えている曲をトラックリスト上に表示したら、イントロやボーカルパートの設定したホットキューを順番にぽちぽち押していくだけで、うまくつながりな曲のめぼしつけるのに役立ちます。
(自分はよくトラックフィルターを使って以下の画像のように曲のBPM、キーが近しいものを表示させて次にかける曲を探すので、この状態からホットキュー押していく感じです)

これのおかげでだいぶ選曲時間の短縮につながっていると思います。

曲の途中で特定のパートまで飛ばして構成を変更する

DJ-MIX作成していると次のようなシーンに自分はよく出くわします。

  • あまり勢いを出したくないからロングミックスしたいのに間奏が短すぎる
  • 間奏のメロディーが少し凝っていて、次にかけたい曲と合わないのでアウトロでつなげたい
  • 好きな曲なのでたっぷり時間使いたいけどフルにするのはさすがに長い
  • この曲はCメロが楽しいんだよ!絶対入れる!

上記のような時に、曲の再生中にタイミング良くDJコントローラでボタン押すだけで、ボーカル一番終わりから一気にCメロやアウトロに飛ばして、曲の構成を変更したりできます。

ボタンを押すタイミングもホットキュー打っている位置なので分かりやすいですし、飛ばすことのできるホットキューも設定済なので、どういう構成がとれるのかすぐ把握できます。

これのおかげでDJ-MIXの構成の幅がだいぶ広くなったと思います。

曲のつなぎを考える手助けになる

イントロや間奏など曲をつなぐ時に使用するパートには拍数を入れているので、再生中の曲と次の曲で、つなぎに使うパートの長さ(拍数)が一致しているか、一致していない場合はどの程度ずらす必要があるかをすぐ判断できます。

例えば、再生中の曲の間奏と次の曲のイントロでつなげる時、拍数が一致しているなら、シンプルに再生中の曲が「ホットキューB」位置まで来たタイミングで次の曲の「ホットキューA」を押せばいい、ということになります。

また、イントロにボーカル1番が少し被ったり、ボーカルが間奏まではみ出したりする箇所も記号を入れているので、ボーカルの入れ方に注意が必要であることや、つなぎに使えるパートから除外する、といったことも把握できます。

例として挙げるなら、次の曲がイントロにボーカル1番が少し被る曲であれば、カットインしてボーカル1番の頭から入れてしまうと、イントロに被ってる部分が消えて歌詞がおかしくなるので、そのつなぎ方はできない、といった具合です。

どちらかというと即興でDJプレイする時の方が効力を発揮する気もしますが、DJ-MIX作成でつなぎを考える時にも、できないつなぎ方を試す手間を省けます。

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