J-POP/アニソンでDJをしていて、自分のDJプレイを後で聴いてみたりすると、セトリは良いはずなのになんだか気持ちよく聴けない、思ったほど盛り上がないと思ったことがあるかと思います。
上記の原因のひとつとして、曲のつなぎ方がそのシーンに合っていない可能性があります。例えば、ピークタイムで勢いつけたいのに長めの間奏部分でゆったりつないでしまってなんだか少し落ち着いちゃった、とかです。
上記のような失敗を避けるために、この記事では自分がDJ-MIX作成していてよくやるつなぎ方と、そのつなぎ方でどんな効果があるか、使うべきシーンはどこなのか、といったことについて、自分なりにまとめていきます。
この記事の対象者
DJプレイやDJ-MIX作成をしていて以下のような悩みを持った方向けの記事になります。
- いくつか良さそうなつなぎ方は思いつくけどどれを選ぶべきか分からない
- 選曲は悪くないはずなのに曲のつなぎ部分でなんだか流れが悪くなる気がする
この記事を読んでいただければ次のような内容を理解でき、上記の悩みの解消にもつながるかと思います。
- つなぎの仕方によって聴き手がどういう印象を受けるか
- そのつなぎ方はどういうシーンで使うと効果的なのか
例えばでいうと、ミックスするよりもカットイン・カットアウトの方がインパクトが出る、とか、同じカットインでもイントロへのカットインはよりインパクト出て、ボーカル頭へのカットインはテンションキープに向いてる、とかです。
この辺りをちゃんと考えないと、盛り上げどこだったのになんだかテンションが下がった、とか、逆にゆっくり聞かせたいのに妙にインパクトがあって聞き心地悪い、とか、DJプレイの流れがちぐはぐになると思っています。
はじめに
J-POP/アニソンでよくありそうな以下のような構成をベースにして考えていきます。

また、DJ-MIXの流れは起承転結ある方が面白いと考えているので、使いどこの話については以下をベースにどのあたりで使えるつなぎ方なのかというのを考えたいと思います。

先に結論としておおざっぱにまとめると以下のようになります。
- ミックス(音を混ぜて少しずつ切り替えていく)を使ったつなぎはインパクトを与えず流れを維持したいとき。各セクションの中間とかで使った方がいい。
- カットイン・カットアウト(ばちっと曲を切り替える)は注意を引きたいや目立たせたいとき。流れを変えるときやピークタイムで使った方がいい。
自分がよくやるつなぎ方とどんなシーンで使えるのか
1. 間奏とイントロでミックスするつなぎ


再生中の曲の間奏部分(もしくはアウトロ部分)と次の曲のイントロ部分で少しずつ切り替えていくつなぎです。メインであるボーカルパートではないパート同士でつないでいくので、曲の構成的には一番オーソドックスでしっくり来る気がします。
ミックスするパートの相性が良くないとうまくいかないので、選曲が大事になってきます。うまくいくとすごく気持ちよく次の曲へ移ることができます。ただ、つないでいる時のインパクトは薄いうえ、ミックスにかける時間が長いと落ち着いてしまうので、盛り上げどこで使うとちょっと物足りなくなることが多いです。
使いどことしては、曲をゆったり聞かせていきたい時になるので「起」「承」パート内の曲同士をつなぐ時が良いと思っています。「結」もエンディングな演出にしてゆったり終わらせるのであれば可といった感じです。
例としては以下のような感じです。
2. 間奏終わりでボーカルへカットイン・カットアウトするつなぎ


再生中の曲の間奏(もしくはアウトロ)終わりで次の曲のボーカルへカットイン・カットアウトするつなぎになります。「1. 間奏とイントロでミックスするつなぎ」と曲の構成としては一緒だけどこちらは曲同士は混ぜずに切り替えるイメージです。
カットイン・カットアウト前後で雰囲気マッチしていないと聞き心地悪くなるので、このつなぎ方も曲の相性がすごく大事になります。あと、再生中の曲の間奏をそのまま流すことになるので、少し落ち着けてしまう感じはします。注意引きたい場面には向いていないつなぎだと思いますね。
よく使う箇所は「1. 間奏とイントロでミックスするつなぎ」と同じかなあって感じです。
例としてはこんな感じです。
3. ボーカルのサビ終わりでイントロにカットイン・カットアウトするつなぎ


再生中の曲のボーカルのサビが終わったところで次の曲のイントロにカットイン・カットアウトするつなぎです。
J-POP/アニソンだとイントロが派手だったり特徴的なものだったりが多いので、その迫力をそのままDJ-MIXにも反映できるつなぎ方かと思います。雰囲気や展開をガラッと変える時とか、注意引きたい時とかに効果的です。
インパクトを出したいとこで使うので、「起」「承」「転」「結」の境目とか、「転」「結」のガンガン盛り上げたいパートの曲の間でよく使うことが多いです。
例としては以下の感じです。
4. ボーカルのサビ終わりでボーカルにカットイン・カットアウトするつなぎ


再生中の曲のボーカルのサビが終わったところで次の曲のイントロにカットイン・カットアウトするつなぎです。
J-POP/アニソンはボーカル部分がメインなので、このつなぎは特にテンション落とさない効果があるように思います。
聴いている人を驚かせるようなインパクトを出せるつなぎではありませんが、ミックスしてのつなぎよりも飽きさせないつなぎ方になると思います。
テンション落とさない目的で割とどのパートでも使えるつなぎだと思いますが、まあやっぱり「転」「結」での盛り上げどこで使った方が効果は大きい気がします。
例としては以下の感じです。
【補足】そのほかのつなぎに関して思うこと
1. アウトロ終わってから次の曲のド頭から再生するだけのつなぎ
この世で一番簡単なつなぎ方だと思っています。面白さを感じないので個人的にはあまり使いたくないなと思っているつなぎです。
DJ-MIXの流れを完全にひと区切るつけるときとかには、まあありかなという感じです。
2. 間奏(もしくはアウトロ)終わりから次の曲のイントロへつなぐ
楽器パートが連続で並ぶことになり、J-POP/アニソン系のDJプレイとしてはちょっとくどい感じが自分はします。
これも一区切りつけて展開変えるときとかは有効だと思います。
3. 「アウトロ」よりは「間奏」でつなげる方が良い気がする
「ボーカル(1番)後の間奏」と「アウトロ」で少しメロディーは違うけど、どちらでも次の曲へはつなげられるというときに、どちらかというと間奏でつないだ方が良いケースが多いと思います。
というのも、間奏は次にボーカル(2番)パートが続くので、曲の途中な雰囲気を持つのに対して、アウトロは曲の終わりでエンディング感のある雰囲気を持っていることが多いからです。曲が続いていくDJで使用するなら「間奏」のほうがしっくり来ると考えています。(まあ実際にはつないでみて合う方でいいと思います)
おわりに
- 同じ曲でもつなぎ方とつなぐ場所によって聴き手の印象が変わってくる
- つなぎ方には適切な利用シーンがある
上記のようなことを感じていただけたのではないかと思います。今回説明した内容を踏まえて実際に各つなぎ方を録音して聴いてみると、より理解が深まるかと思いますので試してみてもらえたらと思います。
こういったことを意識できるようになると、DJプレイがより良いものになっていくと思いますので参考にしていただけると嬉しいです。

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